今日は先日行ったテスト対策勉強会についてお話しします。多くの生徒が参加し、集中して取り組み、わからない部分を積極的に質問してくれました。
ここで、中学生が意識すべき勉強方法についてお話しします。
勉強で重要なのは、「わからない」を「わかる」ようにし、自分で考えて解けるようになることです。とはいえ、勉強の習慣や方法が確立していない生徒にとっては、その前段階としての「勉強の方法・取り組み方」が最も大切だと感じます。
勉強の方法で大事なのは、まず「わからない問題」と「わかる問題」を区別し、わからなかった問題を理解して、あとで自分の力で解けるようにすることです。そのためには、わからなかった問題をすぐに解き直せるようにしておく必要があります。具体的には、間違えた問題に印をつけておくなどです。
ワークなども最初からできる必要はなく、間違えた問題にチェックをつけ、その内容をしっかり理解してから再挑戦するのがポイントです。この繰り返しにより、生徒たちは自分の勉強の完成度を意識するようになります。
ワークを一周終わらせるだけでは、「わかる問題」と「わからない問題」を区別しただけです。一周目だけでは、わからない問題が本当に解けるようになったのか、理解が十分なのかはわかりません。だからこそ、二周目でわからない問題を克服する本当の勉強が必要です。二周目は一周目に比べて時間効率が良く、復習がスムーズに進みます。こうして知識の完成度が高まり、達成感や充実感を感じられるようになると、自然と三周目に入り、自分の苦手を克服できるようになります。
重要なのは、復習に一定の時間をかけることです。「量が大事」「質が大事」という議論もありますが、量をこなす中で質が磨かれると考えています。
【定期テスト対策勉強会の①番教室の様子】